刷毛の素材 - 刷毛についての豆知識

刷毛(はけ)の素材

原毛の種類

原毛集合写真刷毛に利用される素材は動物の毛に限っても多種多様です。代表的な素材としては、馬、羊、豚、猪、鹿などの毛です。これらの原毛を組み合わせ混毛比などの工夫をしながら、用途に応じて良質で使いやすい刷毛を作ります。
優れた原毛の条件は、毛先が繊細でかつ弾力性に富み、色つやが良く、それぞれの動物の特質を備えていることですが、産地、年齢、環境、季節などにより微妙な変化があり、最良の条件で原毛を求めるのは容易ではありません。その上世界的に原毛が減少傾向にあります。
マルテー秋田大塚刷毛では、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、オーストラリア、中国など世界各国で原毛の確保に努める一方、PBT、PPなど化学繊維の採用や、その加工技術の研究開発など、新しい塗料に対応した素材の開発にも積極的な努力を続けています。

主な原毛の特長

馬毛 振毛(タテガミ) 耐水性に富み、尾毛より柔らかい
馬蹄毛(蹄の周囲) 細筋でしなやか。弾力性が良い。高級原料。
天尾(尾毛) 尾の産毛。耐水性、弾力性に優れた最高級品。
本毛 尾毛の中でも太くてかなり弾力性がある原料。
豚毛 馬毛より硬く弾力性があり、毛先が割れているので毛質の割に柔らかい。
山羊毛 ヤンオ(尾毛) 腰があり、耐久性に富む。主に高級刷毛に使用。
上爪峰(蹄に上) 腰があり耐久性に優れる。
スペシャル(脇腹) 白毛製品に腰を与えるのに使用
ヤンス(アゴヒゲ) ソフトで艶と弾力性があり、主に合成樹脂用に使用
両切 バネがあり、主に鉄骨用刷毛に使用
白細(背中) ニス用刷毛の主原料。毛先が細くしなやか。
花細(背中) 白細の色違い
化繊 PBT 耐水、耐薬品性に優れ、反応硬化型水性用などの超高級化繊材料。
カネゴート 化繊の中でも軽量で耐水性に富み、どの化繊刷毛にも馴染む。
植物 パキン サボテン繊維質の加工品。耐久性抜群、外壁用刷毛に使用。

馬毛(振毛)

馬毛(馬蹄毛)

馬毛(天尾)

馬毛(本毛)

豚毛

山羊毛(ヤンオ)

山羊毛(ヤンス)

山羊毛(白細)

化繊(PBT)
 
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